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IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

【ベンダー試験】AWS Certified Solutions Architect - Associate

AWS Solution Architect Associate、ギリギリだがなんとか合格しました!

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はじめに

AWS Practitionerに引き続き、上位のAWS認定資格Solutions Architect - Associate(SAA)への挑戦である。
そもそもPractitioner受験時の段階から、それで終わるつもりなど全くなく、上位資格は積極的に挑戦していく所存だったので、今回の受験はまあ想定していた流れだった(遅かれ早かれ受験していた)。
とはいえ、相変わらず「実務」経験は皆無で、実際に手を動かしているのといえば趣味の範疇だけという頼りない状況だったが、これに本やセミナーでの試験勉強を加えて試験に臨んだ。

実のところ、試験勉強をする時間があまり取れなかったのと、そこまでの試験勉強過程で正直舐めプかましてた部分が若干あったこと、さらにそもそも受ける試験の試験制度更新を知らなかったこと等、受験にあたっては裏にいろいろな背景が重なっていて、その辺がぎりぎり合格したスコアにも表れていると思っている。
とりあえずその辺の要点をかいつまんで記事にしてみる。

試験勉強

SAA試験制度更新について

まず初めに言っておかなければならないことである。
俺自身はぶっちゃけるとこの事実を試験後に知ったんだがw、そもそもからして、SAAに関しては、現在(2020年5~6月頃)新しい試験制度が制定され、移行期間中であるという点を理解しなければならない。
2020年3月頃に試験区分の見直しがかかっていたらしい。
具体的に何がどう変わっているんだかまだ調べていないが、旧来の試験はSAA-C01という名前で、最新の試験はSAA-C02という試験名に変わっている。
俺は知らずにSAA-C02のほうを受験申し込みしていたらしい。(振り返ってみると自分でこれはどうかと思うところはある…受験するまで自分が何の試験を受験するのか正確に把握していなかったということだからな…)
どうも今(2020年6月)は移行期らしくて、SAA-C01とSAA-C02のどっちを受験するかは選べたらしいが、申し込みするときにそんな「選ぶ」タイミングがあったんだかどうかは忘れた。
まあ、あったんだろうな、多分…

クラウドサービスは日々進化・更新され続けるので、(その中で廃止になるサービスもある)そういう意味での試験内容の細かいアップデートは当然存在するのだが、この更新はそれよりもうちょっとドラスティックなもの(試験制度というか、試験の定義とか、出題範囲自体の見直しをかけている)のように読み取れる。
このため後述する試験勉強については、完全に的外れというわけでもないんだが、SAA-C02に焦点を当てると必ずしも100%カバーするものにはなり得ないという点は認識しておかなければならない。
まあでも一応結果的に受かってるので合格ラインを維持するための教材には十分、というのは確かなんだろう。
その辺念頭に置いておいてほしい。

この本↓を一通り読んだ。

 

 

前回の記事で紹介したPractitionerの試験対策本と形式的には同じ。
外装や章立ての構成、各章の流れなんかもほぼそっくり。
著者がPractitionerと違うので書き方のクセとか雰囲気も少し異なる印象もあるが、ほぼ同じテイストで書かれている。

読んでみた感想としては、5~6割くらいがPractitionerの試験対策本の内容と被ってるか、少なくとも包含している(Practitionerの内容+α)という印象だった。
カバーしている範囲がPractitionerを包含しつつこっちの本のほうが広いので、(後の祭りなのだが)Practitionerの試験対策本をわざわざ買ったことを後悔した。。
「PractitionerのためにPractitionerの試験対策本をわざわざ買うくらいだったらこの本買ったほうがコスパがいい」というのが今の感想である。
まあ、Practitionerは「そのレベルまででよくてそれ以上のレベルの資格を求めていない」人向けには需要あるのかもしれないが。
自分の目的には一致しなかったという感じか。

Practitionerの試験対策本にはついていない本番想定の模擬試験が最終章についてるのもポイントだろう。
ただし模擬試験は30問だけで、本番は65問なので、本番と完全に同じものではない点が注意である。
あと、実際試験受けてみた感じの印象では、この模擬試験は本番の試験に比べると2~3割易しい(簡単だった)。
要するに本番の試験はこれより難しい。
この模擬試験で余裕で合格ライン突破して楽勝だぜヤッホーとか舐めプしてると本番で痛い目見るかもしれないから気を付けようね、ということである。

AWS 試験対策セミナー

AWSが主催しているオンラインのSAA試験対策セミナーを受講した。
Black Beltとは別のやつ。
たしかTwitterで誰かがつぶやいてるのからリンク辿って申し込んだんだった気がする。
オンライン開催だったが、このご時世だと新型コロナの影響なのか普段からオンライン開催もしてるのかがわからん。
後者なのかな、やっぱり。

1時間弱ごとに10~15分くらいの休憩が入る合計3時間コースのセミナー。
ファシリテーターは淡々と資料を読んでいるようで、たまーに資料にないことをしゃべったりするので、油断できない。
そういう意味では3時間という長丁場でありながらも、退屈せずに過ごせたという感じはする。
あの感じは、何度もこの手のセミナーをやってる「慣れてる」人だな、と感じた(どうでもいいが…)

各章の最後に「練習問題」として2~3問が紹介され、5秒時間が与えられて実際に問題にチャレンジする。
これは上で紹介した試験対策本の練習問題や模擬試験と同じ感じで、問題の種類を広く知れたという意味では有用だった。
ただ問題のレベルは実際の試験の内容に比べるとやはり劣る(実際の試験のほうが難しかった)。

セミナーの最後に質問を受け付けるコーナーがあって、実際に質問をした。(テレカンシステムでchat用のテキストを書いて主催者に送信する要領)
「技術的な質問は後で担当者から回答させていただきます」という機械的なレスポンスがあり、あんまり期待してなかったのだが、数日後に実際本当に回答がメールで来て少し感動した。
とはいえ、「そういうこと聴いたんじゃねえんだよな…」という、若干的外れな回答だったのだが、質問の仕方も少し悪かった(題意が伝わりづらかった)ので、まあ仕方ないかなと思った。
お互いメールでの一方的なやり取りになるので、この辺は期待しすぎない方がいいだろうなあ。。
っていうか、「後で回答します」と言われると、「その回答をあんまり期待しない」のが普通の感覚になっちゃうのも、現代病というか、我ながら捻くれてるなと思う。w
そんな冷たい時代になっちゃったんだねという…

実は

ここまで書いといてなんだが、実は「試験勉強」という観点ではそこまで重厚に実施できていない。
なので上に書いてあるのもそれっぽく書いてあるだけでw正直そこまで深い感想ではない。
試験勉強をあまりしなかった理由の一つは、上のオンラインセミナーで出てきた練習問題を解いても、大体(8割がた)解けたから。
要するに舐めプ。。
これくらいの難易度なら多分そこまでガチに勉強しなくてもいけるわ、とタカをくくった。

加えて、仕事が異様に忙しくて試験勉強等をしている時間がほとんど取れなくなったことも一応理由にあげられる。
試験は月曜日に受験したんだが、久しぶりに鬼のようなトラブル案件に入った(入れられた)ために直前の土日も仕事していたくらいで、ほとんど「勉強」時間が取れなかった。
特に上で紹介した試験対策本に関してはそれまで半分くらいしか読めておらず、試験前日の夕方から一気に残り130ページくらい読み進めたような状況で、「こんな状況で受かるのかなこれ…」という不安があった。
模擬試験で合格ライン取れてたので、まあ大丈夫かな、これくらいなら…と、これまたタカをくくった。

冒頭に書いた「試験制度の更新」や後述の本試験の問題文の難読さも相まって、準備不足感は否めない。
スコア見ても分かるが、多分ラッキーで受かったんだろう…
これから受験する人はちゃんと準備しましょう(当たり前か)

本試験

試験勉強の項でも何度か書いたが、本試験のほうが難しかった。

問題文や選択肢に関係ないキーワードが入ってて混乱する問題

練習問題や模擬試験に比べると「関係ないキーワード」がちょこちょこ入ってる。
こういう意図的に無関係のキーワードを入れ込むのは、模擬試験でもオンラインセミナーの練習問題でも見たことがない気がする。
これらによる混乱が回答に対する自信をなくす。

例えば問題文には一切EC2というキーワードが出てこないのに、選択肢に突然「EC2のセキュリティグループを設定する」とか出てきて(しかもそれが4選択肢のうち2つあったりする)、「なんでEC2…?今回関係なくない??え?でもEC2が正解なの??」という気持ちにさせられる。
可用性を問うような問題で、EC2をマルチAZに配置するとかが選択肢に出てくるならまだわかるが、そこまで出てこなかったEC2が突然単発で登場してくるだけだとほぼ間違いなく正解じゃないはずなのだが、なんか変な魔の魅力に魅せられて選んでしまいそうになる。
自信なくすからやめてほしい(まあそれが狙いなのかもしれないけどw)

「問題文にも問題に至る背景を全部書ききれていないので、EC2を使ってるかどうかは出題の段階では明らかになっていない(だからEC2の設定や構成を変えるのも正答にはなり得る)のか?」という変な勘繰りをしてしまうのがこの混乱キーワードのミソだと思う。
ここまでハマりこむと見事に出題者の罠にはまってるというか…そんな気持ちにさせられるが。
まあ各問題の正誤は公開されていないので合ってるのかどうか今となっては定かではないが、こういう混乱キーワードがよく使われていたのは要注意ポイントだなと思った。
多分Professionalにもあるんだろうなあこういうの…

日本語の文章がわかりづらい問題

全体的に「何言ってるんだかイマイチわからん」というのが多い。
もともとが英語の試験問題なので、それを日本語に翻訳して提供されているわけだが、この翻訳が「ん…?」って思うものが多かった。
問題文や選択肢は英語に直せるので、こういう「違和感」を感じたら、英語文を読んでみるというのを試すことで「ああ、そう言われるとなんとなく分かる」となるのだが、その分試験時間の浪費が激しい。
この「日本語の問題・選択肢の読み取りづらさ」はPractitionerのときにも少し感じたが、SAAは問題や選択肢が文章になっていることが多いので、Practitionerに比べてこの「違和感」を感じる機会がより多く、結果的に試験も長引いた。
結果、Practitionerのときには大分試験時間が余ったのだが、SAAでは試験時間残り10分くらいまで消費した。

振り返ってみると、試験対策本についてる練習問題や模擬試験、オンラインセミナーで体験した試験問題は、恐らく「日本人が作ってるから」わかりやすかったんだろう。
英語を半ば無理やり日本語にした(と思われる)問題はこれとは異質で、とっつきにくさが半端ない。
冗談抜きに、これだけで問題の難易度が+2~3レベル上がってる気がする。
英語のほうが得意な人は英語で受けた方が易しく感じるレベルだと思う。

あんまりいい例文が思いつかないのだけど、例えば

    セキュリティグループを更新し、インターネットからのSSLアクセスを許可する。

っていうような文言になっている選択肢を割とよく目にしたのだが、これ英語の文章に表示してみると

    Configure Security Group to allow SSL traffic from internet.

だったりして、個人的には英語を読むと問われている内容がスッキリする。
そしてこれは自分の中で日本語にすると

    インターネットからのSSLアクセスを許可するようにセキュリティグループを更新する。

のほうがしっくりくるし、妥当だと思うんだよね。
最初の文だと「セキュリティグループを更新した後にさらにSSL許可設定する」ように読み取れてしまい、最初に出てくる「更新」が具体的にどんな更新を指すのか一瞬「?」となる。
要するにセキュリティグループにSSLの許可設定いれるだけのこと指してるのね、というのが英語のほうが端的にわかりやすく伝わる。
この例文は今ぱっと考えたやつなのであまりいい例ではないし、仮にこの選択肢が出てもこのレベルなら誤った解釈はしないと思うが、長めの文章でいろんなサービスが出てきたり、設定や構成の変更箇所が複数出てきたりすると、そう単純に解釈もしづらい、というのが多かった。
そしてこの手の問題が65問もあるのだ。
で、「?」って思うたびに英語の文章を確認して、上のように「ああ、そういうことか」とか「やっぱりそういうこと言ってるのでいいのね」ってのを繰り返す。
単純にこれが体力と時間を奪っていくのがしんどい。
この辺のところは英語のドキュメントとかを普段読んでおいた方が感覚が掴みやすいだろうな、とは思う。

おわりに

過程はともあれ、AWS SAA合格である。
実務経験1年以上が推奨とされる資格に趣味開発経験と座学のみで得た知識を武器に挑戦し、辛勝とはいえ合格できたことは嬉しい。
とはいえ、上のほうでも書いたが、試験制度の更新に気づかなかったり、舐めプで勉強をおろそかにしたことなど、反省点は多い…
スコアから見ても恐らくラッキー合格だろう。。
Professionalはこうはいかないだろうから、気を引き締めないとなー。と思った次第である。

余談

AWSの認定資格は、一度合格すると、次の受験時に受験料が半額になるバウチャーチケットを進呈してくれる。(不合格でもくれるか?とか、同じ試験にもう一度適用できるか?とか細かいことは知らないのだが)
これが認定資格受験に対する腰の重さを大分和らげてくれると思う。
まあこの受験料、会社に申請すれば返ってくるので、出費は一時的なものであり、受験料がいくらであろうと結果的に見れば0円なので、どの試験についても受験料を気にする必要はないっちゃないのだが。
「一時的な出費」ですら安くなるというのは精神的に「へ~じゃあ受験してみるか」って気を加速させるというか、前向きな気持ちにさせてくれる。
いい試みだと思うね。
他の会社(マイクロソフトとか)の認定資格もやってるのかなあ?